
愛知県の歴史の中で、中世という時代はおよその時代範囲は11世紀の後半から16世紀頃とするのが一般的です。平安時代の最後を中世の出発として、鎌倉・室町時代ごろまであろうと思われます。
公家・寺社が大きな勢力を持っていて、支配階級を構成し、古代の律令国家ほどではないが緩やかな国家を持っていたという見方があります。
天皇はその国家の結節に存在し続けます。古代国家が没落してもなぜ天皇の家系はずっと続くのかを考える場合に、権力が分散しているややこしさがありますが、中世にも国家が緩やかながらもあったからでしょう。
またこの頃の時代から、いわゆる「国風文化」というのがいろいろ出てくる、そのひとつが日本的な仏教です。
仏教は外国宗教から出発し、中国・朝鮮経由で日本に入りました。それをそのままではなく、社会に応じて中身をアレンジさせてきました。
むしろ日本的仏教と言えるでしょう。